記憶と記録

雑記、詩、遺書

人からの評価とこれからの話

長い間連絡を取っていない人から突然「久しぶり!」とメッセージが来るの、めちゃくちゃ嬉しいんですけど分かりませんか?

 

私は人とコミュニケーションを取るのがあまり得意じゃなくて、嫌われないか様子を伺いながら行動してしまうことがよくある。

人から嫌われることが本当に怖くて、苦手だ。失礼なことをしてしまったり、嫌味っぽいことを言ってしまうと、ずっとそのことが頭から離れなくて、嫌われてしまったかもしれないと悩み続ける。ずっとずっとそんなことを考えて生活してるから、この人からは嫌われていないと自信を持って言える友人が少ない。というかいないかも。

 

だから、「久しぶり!」みたいなメッセージが来た時は「あ、この人は私のことを嫌ってないんだ、良かった...。」と心底安心する。これはわざわざ嫌ってる人に連絡することはないだろうという考えからなんだけど、もしかして間違ってますか?間違ってるんだとしたら、もう、私はダメだ。

 

こんなことを考えると思い出すことがあって、私は小学校の卒業式の日に3人(もしくはそれ以上)に嫌われ、そして中学を卒業したあとにある人から嫌われてることが分かった。まあ私のことが嫌いな人なんて、わんさかいる。だからこそこれ以上人から嫌われるのなんてごめんだと思って行動してしまう。

極たまに「優しいね」とお世辞で言ってくれる人がいるんだけど、マジで私は本当に優しくない。心が荒んでる時なんかは、恐ろしいことを心の中で考えてることがあって、我に返ってゾッとする。

嫌われたくないから、自分から人を嫌うことは滅多にないし、人の悪口は極力言わないようにしてるし、頼まれごともあまり断らないし、とにかく愛想だけはいい。大学に入学してからそれは余計に強くなった。これは優しさとは言わない。自分を守るための防具だ。八方美人みたいなヤツが一番人から嫌われることなんて分かってるんだけどね。

 

私は昔から人に対してあまり強い感情を持つタイプではなくて、いや、小学生の頃は強かったんだけど、中学、もっと言えば不登校になってから、あまり人に対してどうこう思わなくなった。

好きか興味がないかのどちらかで、嫌いになることがほぼない。世間では好きの反対は嫌いじゃなくて無関心だなんてよく言われてるけど、マジでその通りだと思う。あの人嫌い、アイツうざい、みたいな話を聞いてるときは、どうでもいいなぁ...あ〜そんなことよりスピッツの若葉聴きたくなったきたな...とか脳内で考えてしまう。私は本当に人間としてのココロを持ってるのかなぁって不安になることも多い。まあでもこれは確率の話であって、好きじゃない人もいるにはいるんですけど...。

 

愛想が良いから大学に入学してから「人生楽しそうだね」と3人の人から言われた。1人は学部の先輩、1人はサークルの先輩、1人は車校のおじさん。学部の先輩にそう言われた時は、身体的にも精神的にも参っていた日で、過呼吸気味の中授業を受けた後だったし、車校のおじさんには初対面で言われた。

人生楽しそうって言われると、凄く複雑な感情に包まれる。よし、ちゃんと誤魔化せてるぞ!というプラスの感情と、そんなにポジティブな人間じゃないわ!というマイナスの感情が同時に襲ってくる。人生が楽しかったら、こんな白けたブログに感情を吐き出すことなんて無いでしょ...。

あ、でも愛想がいいのでちゃんと「えー!笑 何ですかそれ笑 でも正解、人生楽しいです〜!」ちょっと盛った。こんな返事じゃないけど、まあポジティブに返してる。

 

ちなみに夏に帰省した時、姉とバイトの話になって「何のバイトがオススメ?」と聞いたら「あんたは接客向いてないからキッチンとかそういうとこで働きな。」と言われた。「え、わたし接客やりたい...営業スマイル得意だと思う。」「いや絶対に無理。だって全く愛想ないやん。」と続く。 親族に向ける顔と、それ以外に向ける顔の違いの差に驚くよね。本当の私とは...。

 

でも不思議な話、私はキャラを作っているという意識は全くなくて、誰に対するどんな私でも、全部私だなあと思いながら過ごしている。

家族に対する私も、仲のいい友達に対する私も、苦手な人に対する私も、全部、本当の私。私は小中高大全て少しずつ性格とか立ち位置とかが違うんだけど、確実に全部私だった。わたしわたしうるさくてごめんなさい。

 

まあそんなことはどうでもよくて、とにかく私は人から嫌われるのがこわくて仕方がない。高校を卒業して大学の近くに引っ越すまでの間、私は母親に色んな話をされた。学校には何がなんでも行け、体調が悪くても天候が悪くても絶対に足を運べとか、危険だから夜は外を出歩くなとか、心配されてるんだなあとその度に思ってたけど、特に印象に残ったのが、もっと要領よく生きろ、という話だった。そりゃあもう流石母親、という感じで、ぐさっと刺さるものがあって、人生のテーマを「賢く生きる」に設定したくらい。

嫌われたくないがために自分に負荷をかけすぎたり、些細なことでつまづいたあまりに大事なものが見えなくなったりすることがよくあった。もっと要領よく、もっと賢く生きなければ、私はいつか自分で自分を殺してしまう。そんなの嫌だ。

 

だから私は、人からの評価を気にせずに生きたい。自分が思うように、もっと自由に、縛られずに生きたい。

今すぐに変わることなんて難しいけど、少しずつ少しずつ、変わっていければ、ね。

 

ア〜 なんとしてでも 生きねば。