記憶と記録

雑記、詩、遺書

考えれば考えるほど

 

あかいあかい血は太腿に滴り落ちて

涙は流さずにいる 悲しくなんかない

 

胸がきりきり胃がとくとく

狂った身体がビー玉のないラムネ瓶のよう

 

 

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  これまでの人生を思い出す。

 

これまでの感情を思い出す。

 

これまでの暮らしを思い出し、

これまでの選択を思い出した。

 

 

なんだか苦しいことばかりだったと思って、

でもその苦しみを私自身ですら解放できずにいて、

じゃあどうすれば、どうすればと考えていたら

気付けばこんなところまで来てしまっていた。

 

何かをはっきりさせることは、

曖昧な何かを殺すことだ。

 

曖昧な何かを殺すことは、

私の判断を信じることだ。

 

最悪な自分が顔を出し、

最悪な心が私を支配する。

 

最悪な心が私を狂わせ、

狂った私が私を曖昧にする。

 

ゆるせない自分がいて、

ゆるせない人間がいる。

ゆるせない慣性があって、

ゆるせない動きがある。

 

世界なんてくそくらえと叫んでは

ちいさなちいさな表情の変化に

死にたくなるほど心が動かされる自分がいる。

 

ああ、人生は、人生は。

 

愛を許されたいし、

愛を、愛を、愛を、愛を。