記憶と記録

雑記、詩、遺書

霜月

もう、11月らしい。

大学には秋らしい色をした落ち葉が沢山足もとにあって、木から葉が落ちていく光景を何度もみた。小さな頃から地面に落ちた枯葉を踏みながら歩くのが好きだった。サクッサクッと鳴るあの音が心地よくて、パリパリの枯葉を見つけた時は自動販売機の下に100円玉を見つけた時くらい喜んでいた。 

 

大学祭が行われていたここ数日間は準備などで忙しなく動いていて、色んな悩みやしがらみや心配事について考える暇がなかった。やっと現実に戻ってきたのだ。自分の不甲斐なさや、人間関係、学校、バイト、車校、そしてこれからのことについて考える余裕が出来てしまったことで、私は再び絶望の淵に沈んだ。全身の筋肉痛と寝不足と疲労を加えて。

 

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突然、果てしなく大きな虚無感に襲われる。私は何をしているのだろうという問いには、当然のことながら答えは返ってこない。

 

 

愛されたいと思いながら、愛されることを拒む。人って結構、残酷。

ある人に、「君は俺のことを好きじゃないし、これから先も好きになることはない。そうでしょ?」と言われたのがずっと心に引っかかっている。その場では「そうだね」と返したけど、どうしてそんなことが言えるんだろう。

 

好きなものを好きと言える人はかっこいい。

嫌いなものを嫌いと言える人はかっこいい。

自信が欲しい。揺るぎない、確かな自信。

 

 

はやく消えていなくなりたい。